カップラーメンといえば、ナトリウムヌードルと呼ばれるほど、塩分を多く含んでいる食品です。
カップ蕎麦も同じで、大体5~6g塩分を含んでいます。
しかし、塩分過の状況が続くと「高血圧」「心筋梗塞」「狭心症」などの恐ろしい病気の原因になります。
そのため厚生労働省では2015年に一日における塩分摂取量の上限を改定しました。
18歳以上男性:2010年版 9.0g/日未満 → 2015年版 8.0g/日未満
18歳以上女性:2010年版 7.5g/日未満 → 2015年版 7.0g/日未満
こちらの数値、6枚切り食パン1枚に含まれる塩分が0.8gなので、かなり厳しい数値と見てよさそうです。
恐らく、守れている人は少ないと思われます。
前置きが長くなりました。塩分摂取が大敵という時代に差し掛かるに当たり、ナトリウムヌードルと呼ばれたカップ麺も減塩シリーズが数多く発売されるようになりました。
特に有名なのがエースコックの「かる塩シリーズ」。なんでも出汁の旨みで塩分を控えているのだそうです。
今回はかる塩シリーズの中で、オーソドックスなエースコックの「鶏南蛮そば」を検証・レビューしていきます。
塩分いくつ?成分について
まずは代表的な成分を表にまとめました。
エネルギー | 285kcal |
炭水化物 | 36.1g |
ナトリウム | 1.2g |
食塩相当量 | 3g |
通常、カップラーメンの食塩量は5~6gなので、40%以上食塩を削減していることになります。
麺だけの場合、1.2gと更に少ないので安心して食べられますね。
味はいまいち?好き嫌いが分かれる味
見た目は通常のカップ蕎麦と全く同じ。鴨油が入ってるのが特長ともいえます。
60g程度しか入っていないため、若干少なめに感じます。
▲お湯を入れて調理終了した結果がこちら。
見た目は通常のカップ蕎麦とほぼ同じ。
肝心の味は、
水っぽくて薄い。
お湯を入れる分量を一瞬間違えたか?と勘違いするほど薄い。
鴨油を入れれば、若干鴨の油が香り味は良くなりましたが、それでも薄かったですね。
出汁のうまみもよく分からず、ただただ味が薄い印象しか持ちませんでした。
コープの減塩カップ蕎麦の方が美味い
「だしの旨みで減塩 鶏南蛮そば」は残念ながら私の口には合いませんでした。
食べている最中、何度もめんつゆを入れそうになったほどです。
同じ減塩カップ蕎麦でも「CO・OPやさしい味わい 鶏だんごそば」の方が「味」「値段」「減塩(2.5g)」全て上です。
味だけを見れば数段上だといっても過言ではありません。
これまで減塩カップ麺を何個も検証しましたが、ここまで不味いものははじめて食べました。
もう少し企業努力して欲しいものです。